秦小蘭蘭の勉強生活

日々の恵みを知り、日々の恵みを記録する。

趣味とは何か。

    自己紹介をする時によく趣味について聞かれます。もし、皆さんは自分の趣味を他人に紹介するなら、相手に何を伝えるのでしょうか?

    先日、学部の学生たちが自己紹介をする時に、それぞれ自分の趣味について言いました。ラクロスだという学生もいるし、音楽だという学生もいます。その中に、ちょっと意外な答えは「寝ること」と「食べること」です。この発言に対して、「これは趣味?」という反問もありました。

 それでは、趣味とは何なんでしょうか。辞典は趣味を「仕事・職業としてでなく、個人が楽しみとしてしている事柄」と定義していますが、私は単に事柄をするだけで楽しさをもたらすと考えていません。事柄をする時に伴う副産物を楽しんでいるので、ある事柄をすることに好きになったと考えます。例えば、「朝寝坊」によってリラックス感をもたらすため、「寝ること」が趣味となりました。あるいは、食事をする時に「味わうこと」、そして食事する時に友人との愉快な雑談によって楽しくなったり嬉しくなったりして、「食べること」が趣味となったと考えます。そうすると、「寝ること」や「食べること」を趣味となるのを理解できないわけがないと思います。

 私の趣味は読書と筋トレです。読書について、最近読んでいる一冊の本はサミュエル・スマイルズ1812年12月23日ー1904年4月16日)の『自助論』です。作者のスマイルズスコットランドの出身で、最初エディンバラで医者として開業し、のち著述に専念しました。本のはじめの部分に書かれている「天は自ら助く者を助く」と言う一句が有名です。この本は明治時代の日本啓蒙思想家、教育家の中村正直によって翻訳され、1871年7月に『西国立志篇』として出版されました。この本は明治、大正時代の日本の青年たちに「人生のバイブル」として大きな影響を与えたと言われます。

 筋トレも私の趣味の一つですが、「趣味」というより「習慣」の方が適切のではいないかと思っています。勉強のため、机の前で座る場合が多いです。当初座る時に筋肉の維持力が弱いことに気づきました。健康と体つきを維持するために、筋トレを始めました。筋トレについて大切なことは積み重ねだと思っています。忙しくても定期的に時間を作って筋肉を鍛え、筋力をアップさせるのは大事だと思います。

 それでは、皆さんの趣味はなんでしょうか。あるインターネットの統計ランキングによると、趣味の第一位のはスポーツです。そして二位は旅行、三位は習い事、次はデート、音楽、映画、ドライブ、飲み会、読書、筋トレなどです。このランキングを参照すると、前日言ったわたしの「日本語を勉強すること」という趣味は三位の「習い」に属し、変な趣味ではなく、逆に結構人気がある趣味ですよね。(笑)もちろんこれ以外にも色々な趣味があります。例えば切手を収集すること、家事をするなどです。

 最後に、わたしは本当の趣味が具体的なことをするのではなく、物事をするときの楽しさという考えもあります。人間は環境によって、変わりやすい存在だと考え、いかに好きなことにしても、状況が変われば物事に対する気持ちも変わると考えます。大切なのは物事をするときの楽しさと思います。つまり、何をすることによって楽しくなるというのではなく、楽しんでいるから物事をするときに面白くなるのです。言い換えると、物事にかかわらず、やっていることに楽しめるのは最高の「趣味」だと考えています。この観点について、皆さんはどう思うのでしょうか?

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